コーチングに必須の質問力 vol.1

コーチングに必須の質問力①

こんにちは。

心の法則コーチ実方晴美です。

今回はコーチングで行われる質問について2回に分けてお伝えしていきます。

前回の記事【コミュニケーション能力向上にも必須の傾聴力】も是非お読みくださいね。

コーチになりたい方だけでなく、職場での人材育成や取引先の方とのやり取り、何か人に指導する人、パートナーシップや子育てなどにも参考になるかと思います。

◎質問の意味

質問には２つの意味があります。

１「会話の呼び水」として、会話を展開していきます。

質問は、あくまでも呼び水なので、質問を矢継ぎ早に投げかけてはいけません。

それは、警察の尋問になってしまいますね（笑）

２「答えを引き出すため」

効果的な質問を投げかけることで、思いもよらない考え、アイディア、思いなどが引き出されてきます。

◎なぜ、質問力が必要なのか？

なぜ、コーチングには質問力が必須だと思いますか？

コーチングでは、「答えはその人の中にある」ということを前提に、対話が進みます。

クライアントとの会話を展開して、クライアントからいかに答えを引き出すかはコーチの質問力によります。

コーチの質問力によっては上辺だけのセッションになってしまうこともあり、

どれだけ深い答えを引き出せるかはコーチの質問力によるところが大きいのです。

◎通常の会話で行われる質問とコーチングで行われる質問の違い

まず、２つの質問の違いを解説していきます。

通常の会話で行われる質問は、

「質問する側が知りたいことを」質問していることが殆どです。

質問する側の興味関心、疑問に思ったことを質問する、

すなわち質問する側の為に行われる質問です。

一方

コーチングで行われる質問は、

相手の中に答えがあると信じて、相手が自分自身で答えを見つけるために質問する、

すなわち質問される側の為に行われる質問です。

この違いは大きな違いです。必ず押さえておいてください。

◎コーチングでの質問の効果

コーチング質問には様々な効果がありますが、
まずは以下の３つの効果をお伝えします。

1つずつ解説していきます。

コーチがクライアントに関心を持っていることを伝えることができ、信頼関係構築の一助となる。

的確な質問をすることで、コーチがクライアントの話をちゃんと聞いていたことが伝わります。

すると、クライアントは安心してもっと話したいと心を開き、どんどん話をしてくれるようになります。

信頼関係を構築していくことができるのです。

前回のブログの『傾聴』の延長上にある効果です。

『傾聴』ができていなければ、

コーチングでは効果的な質問をすることはできません。

人は話しているだけで問題が解決してしまうことも多いので、

コーチングではクライアントが話せる機会が多ければ多いほど、問題解決に導くことができます。

クライアントの頭の中が整理される。クライアントが曖昧に思い描いていたことが、言語化されることで明確になる。

人は質問されると、答えを見つけるために一生懸命考えます。

感情的になっていたとしても、答えを見つける過程で思考を使うので、冷静に物事を考えられるようになります。

そして聞き手にわかりやすく答える為に頭の中が徐々に整理されていきます。

質問によって改めて冷静に考え直したり、気づきを得て、頭の中が整理されるのです。

また、言語化されることで、クライアントが曖昧に思い描いていたことが明確になり、
それがクライアントにとっての答えだったりもします。

1人では辿り着かなかった選択肢が生まれる。（今まで気付かなかった新しい視点が持てる。）

クライアントの思いもよらない角度から質問をすることで、

相手の思考を広げ、世界を広げてあげることができます。

ネガティブな視点をポジティブな視点に転換することもできます。

これはコーチング質問の非常に大きな効果です。

さらには、

『心の法則』によってコーチが天国的な視点から質問ができると、

クライアント自身がこれまで思ってもいなかったことに気がつくことがあり、

感動的なコーチングセッションになります。

質問する際には、まず傾聴をして、必要な情報を得るための質問も交えながらも、上記を意識した質問をしてみましょう。

次のブログでは、効果的な質問をするためにはどうしたら良いか？についてお伝えします。

参考ブログ：コミュニケーション能力向上にも必須の傾聴力

コミュニケーション能力向上にも必須の傾聴力

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