こんにちは。

心の法則ライフ&ビジネスコーチの実方晴美です。

いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます!

 

今日は『傾聴の力』についてお伝えしていきます。



 

コミュニケーションの本を読むとよく出てくるので、
目にしたことがあるのでないかと思いますが、

 

「聞く」と「聴く」の違いを少しは知っているという方もいらっしゃると思います。

この傾聴力は、意識するだけでも、
日頃のコミュニケーション力アップにも大いに役立ちますので、情報をお伝えしますね。

 

 

 

◎「聞く」と「聴く」の違い

普段何気なく会話をしている時は「聞く」の状態で聞いています。

会話の内容を意識せずに、気楽に聞き流しているイメージです。

 

一方、

「聴いている」状態とは、注意深く積極的に聴き、能動的に聴きます。

 

 

心の法則コーチングでも、
最も重要なスキルが『聴』の文字の入っている『傾聴』です。

 

『相手の人が何を本当は言いたいのか、心の中で思っていることを推測して聴くイメージです。』

 

「きく」という行為自体は日常行っていることなので非常に簡単なことのようですが、

普段『聞く』ことはしていても『聴く』ことができているかというとどうでしょうか?

 

コミュニケーションの要所要所でこの『聴く』ができるようになると

普段のコミュニケーション能力が格段に向上するのです!

 

 

 

◎『聴』いてたつもりが『聞』いていた!

コミュニケーションギャップで、こんなことは思い当たりませんか?

 

【上司と部下との会話の例】

上司「○○君はお酒は飲むの?」

部下「はい、お酒好きでよく飲むんです。・・・で、・・・なんですよね~」

上司の頭の中(お酒が好きか!最近仕事をよく頑張って成果も出しているから飲みに連れて行ってあげよう)

 

上司「○○君、今度飲みに行こう。」

部下「はい!よろしくお願いします!●●(上司)さんと飲みながらお話したかったので嬉しいです!」

 

当日○○君が上司に言われた居酒屋に行くと・・・

上司「○○君、今日は部署の皆が集まってくれたぞ!お酒飲むのが好きなんだよな!部署の皆で楽しく飲もうじゃないか!」

部下「は、はぁ・・・」

上司の頭の中(あれ?なんだ不満でもあるのか??)

 

 

実はこの部下の○○君、1人で飲んだり、少人数でお酒を飲むのが好きだけれど、大人数で集まるような場は苦手としていました。

そして上司との会話で

上司「○○君はお酒は飲むの?」

部下「はい、お酒好きでよく飲むんです。・・・で、・・・なんですよね~

 

このとき、1人で飲んだり少人数でお酒を飲むのは好きなんで、大人数は少し苦手なんですよね~」と言っていたのです!

 

でも部下がそう言っていたとき上司は頭の中で考え事が始まっていて、部下が何か言っているなとは思いながらも、その内容をインプットしていませんでした。

 

そのため結果的に大人数の飲み会を開催して、部下の○○君は困惑するという事態になってしまいました。

 

こういったことは日常の会話でよくあることです。

人の話を聞く側になったとき、頭の中で別のことを考えていたり、次はなんて話をしようかな?なんて考えていませんか?

 

これはごくごく普通のことで、悪いことでも何でもありません。

 

 

 

大切にしたい会話では『聴く』を意識する

 

コミュニケーションをとる中で、この会話は大切にしよう!

と思う時は『聴く』を意識してみてください。

 

『聴く』ことに集中すると余計なことを考えたり、相手が話をしているときに遮ってしまったりすることがなくなり、大切な言葉をキャッチできるようになります。

 

大切な言葉をしっかりとキャッチできていれば、相手が望んでいるリアクションを返すことができます。

 

すると相手はもっと話をしてくれるようになり、より良い信頼関係が築けるでしょう。

 

先ほどの上司と部下の会話でも、上司が部下のことを知ろうと傾聴できていて、2人で飲みに行くことにしていたら

部下は、『上司と2人は最初は緊張したけど、色々話をしたかったからできてよかった。』

となっていたかもしれません。

 

 

 

コーチングでの『傾聴』

 

『傾聴』はコーチングで最も重要なスキルです。

クライアントとの信頼関係構築に欠かせません。

さらにコーチが『傾聴』しているだけで、コーチングのテーマが解決することも少なくありません。

 

ただ、前述でも挙げた通り、これまで『聴く』ことを意識してこなかった方には難しく感じるところでもあります。

 

実際、心の法則コーチング講座でコーチングをしている場面を見ていても、

まだ受講を始めたばかりの受講生さんは

クライアントのキーワードを聞き逃していたり

本来のキーワードとは違う言葉に引っかかってしまうことが多々あります。

また、クライアントが話している途中でコーチが自分の意見を述べてしまうこともやってしまいがちです。

 

そうなると、

コーチングのテーマからズレてしまって、せっかくコーチングを受けたのに納得できる答えに辿り着くことはできません。

 

またそれ以前に信頼関係を構築することができず、

クライアントが

「このコーチ、全然わかってくれない。適当に話そう。」

「コーチング受けたのは間違いだったかもしれない…」

と思ってしまうかもしれません。

 

相手のことを想い、心を込めて相手の話に耳を傾けてみましょう。

これは繰り返し練習あるのみです!

 

受講生も回数を重ねるごとに、傾聴力が向上していっています。

 

さらにAngel Wingsでは『心の法則』をお伝えしています。

『傾聴』に『心の法則』が加わると、相手のことを心でつかんでいけるようになります。ひと味違ったコーチングセッションができるようになりますよ。

 

 

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