一期一会という言葉がありますが、
人との出会いは本当に貴重なものですよね。
そして、そこにはとても大きな学びがあると思います。
本を読んだり、講座に参加したり、仕事や人生のために
学ぶ機会はたくさんありますが、人と関わることほど
大きな学びのチャンスに満ちているものは、他にない
のではないかと、私は思います。
だから、ただ何となく人付き合いをするのではなく、
相手をよく見ることが大切なのではないでしょうか。
よく観察し、優れたところは見習ったり、
自分とは違う点については、その人は何故そうするのか、
という観点から見ると思わぬ発見があったりします。
人は皆それぞれに違いがありますよね。
この「違い」というのはとてもすばらしいものだと思います。
言い換えると、すべての人が自分にないものを持っている、
ということですから、どんな人からも必ず何かを学べるという
ことです。
この「違い」は、時には苛立ちや不和の原因になったりもしますが、
冷静な気持ちで相手を観察すれば、相手には相手なりの合理的な
考えがあり、その人の気持ちも理解できるものだと思います。
それどころか、自分のそれまでの考え方やポリシーよりも、
相手の方が優れている、と気付くことさえあるでしょう。
こんな風に思えたら、自分だけの狭い世界に閉じ込められることなく、
人からどんどん学び、視野を広げていくことができますよね。
だから、人との間に「違うな」という違和感を感じたら、
そこにチャンスが隠れていることを思い出してほしいと思います。
そうすれば人間関係がもっと円滑に、充実したものに変わるはずです。