仏教では、怒らないことがいかに大切かが
説かれていますよね。
確かに怒らずに過ごした方が気持ちがいいですし、
周囲との人間関係もうまく行くでしょう。
しかし、世の中にはうまくいかないことがたくさん
ありますし、価値観の異なる人や相性の悪い人も
いますから、どうしてもイライラしたりムカムカして
しまうこともあると思います。
しかし、私は怒ることも怒らないこともひとつの習慣
だと思っています。怒る習慣が身についてしまえば、
しょっちゅう怒ってばかりになってしまいますし、
怒らない習慣が身に付けば、どんなことがあっても
穏やかな気持ちで過ごせるのではないでしょうか。
難しいことではありますが、
どんな人も努力すれば怒らない習慣がつくはずです。
大切なのは、自分の身に起こることすべてを
ありのままに受け入れることではないでしょうか。
何が起きるか、どんな人と出会うか、
人生の多くのことは自分ではコントロールできませんよね。
その事実を認め、謙虚な気持ちになり、目の前の出来事を
あるがままに受け入れれば、怒る必要などなくなると思います。
リラックスして、無駄な欲を捨て、
どんなことも素直に受け入れられる心を持つことが、
本当に大切だと感じます。