思いやりが大切、というのは
誰もが感じていることだと思いますが、
思いやりの気持ちは実際どうやって
養っていけばいいのでしょうか?
思いやりとは、相手の気持ちを考えること、
相手の立場に立ってみることをいいますよね。
ここには想像力が必要ですね。
自分が良いと思うことではなく、
相手が望んでいることをする。
これが思いやりです。
だから、ふだんから「相手に興味を持つ」
ということが、とても大切だと思うのです。
そうしないと、つい自己本位な方向に走りがちで、
相手の気持ちを理解することができなく
なってしまうからです。
人と出会ったとき、
「この人と親しくなれるのかな?」という具合に、
思わず「自分との関係」を基準とした見方を
してしまいがちですが、そうではなくて、
純粋に「この人はどんな人なのかな?」という
視点に立って見てみましょう。
何が好きで、どんな価値観を持っていて、
どういう良さを持った人なのか。
そういうところに興味を持ってみましょう。
ニュートラルな気持ちで相手を見つめると、
自然に相手がどんな人なのかが見えてくるはずです。
そして、相手のことをよく覚えておくことも
思いやりのひとつだと思います。
次に会ったときに、
きちんと名前を覚えておいて、呼びかけるだけでも
相手はうれしい気持ちになるでしょう。
さらに、
「○○さん、先日こうおっしゃっていましたよね?」
と聴いた内容に触れたりすれば、
一層相手は喜ぶでしょう。
人にとって、誰にも関心を持ってもらえないことほど
つらいことはありません。
逆に、誰かに気にかけてもらうことは本当に心強く、
励みになります。
不思議なもので、人に興味を持つと
人のことが好きになれます。
人間関係の輪もどんどん広がっていきます。
あなたの思いやりの気持ちが花開き、
良き人間関係が発展することをお祈りします。