会話が上手な人は魅力的ですよね。
誰もが「会話力がほしい」と切に願っていることでしょう。
しかし、自信を持って「私は会話が得意です」と言える人より、
苦手意識を持っている人の方が多いかもしれません。
ところで、私は会話力とは「話がうまいこと」とは別なのでは
ないかと感じています。
お笑い芸人のようにおもしろい話ができる人、
名司会者のように場を盛り上げたり仕切ったりできる人は
もちろん素敵ですが、そういう派手なトーク術のような
ものがなくても、ちょっとした気遣いの言葉をかけられる人や、
言葉の数は少なくても良い印象を与えることのできる人、
相手に信頼感や安心感を与えることのできる人こそ、
会話上手と呼べるのではないかなぁと思います。
人は第一印象がすべてではありませんが、
ちょっと話しただけで相手から伝わってくるものはあって、
そのインパクトはけっこう大きいですよね。
例えば、挨拶を交わしただけでも、
感じの良い人だな、とか、ちょっと冷たそうな人だな、
なんて思うことがあります。
だから、うまい話をしようと思う必要はありませんが、
相手に興味を持ち、心を開いて、「あなたと親しくなりたい」
という気持ちで言葉をかけることが、大切なのではないで
しょうか。
初対面の人と接するときは誰でも緊張しますし、
最初は難しいかもしれませんが、さりげない会話力で
数秒で人と打ち解けることができたら、それはとても
貴重な能力になりますよね。それだけで可能性は
何倍にも膨らむでしょう。
積極的に人に歩み寄り、言葉をかける。
これを習慣にしてしまえば、どんな人も会話上手に
近づく思います。人と人の輪がつながり、
多くの人が互いに結びついたら素晴らしいですね。