今日は知っておくと便利なハプニング対応について番外編でお伝えします。

【アメリカ視察報告Part4 /アメリカ国内線飛行機移動ハプニングへの対応編】

 

その1)航空券の変更には要注意

サンディエゴ〜サンタフェ〜アルバカーキと周遊し、次の移動は

アルバカーキ→アトランタ→ジャクソンビル(フロリダ)→アトランタ

という1日がかりの移動が待っていました。

旅行につきものですが「旅程の変更」はよくありますよね。

今回も、ジャクソンビルに1泊滞在する予定だったのですが事情によりジャクソンビルに行かなくてもよくなったところから変更が始まりました。

飛行機の運賃は早ければ早いほど安く予約ができるのがメリットなのですが、問題は変更ができないことです。

正確に言いますと、変更すると今の料金になるので、運賃が2倍以上に高くなってしまうので、実質はチケットの取り直しになります。

ジャクソンビルに行かなくなったら、アトランタ〜ジャクソンビルの往復をキャンセルすればいいじゃない。と、思うのですが、実は、それができなかったのですね。

アメリカから日本への戻りのチケットが、ジャクソンビル→アトランタ(ここでストップオーバーで3泊)→羽田

という1枚のチケットでジャクソンビル出発のチケットになっていたために、

行きは国内線で、アルバカーキからアトランタ経由でジャクソンビル着。

帰りは国際線で、ジャクソンビルからアトランタ経由で羽田。

というチケットになっているので、アトランタ〜ジャクソンビルの往復のチケットとはみなされなかったのです。

そのために、ジャクソンビルには「必ず」行かないといけないという条件のチケットになっていました。

私はそのようなルールは知らないので、一番安くお得になるようにデルタの日本語の予約センターの方に提案されるままにチケットを購入していました。

さらに複雑だったのは、日本とアメリカの往復で1枚の往復チケットを予約し、国内線の移動は別の予約番号で分けて予約しました。

そのようにしたために、このページでは書ききれないくらい、問題が多発したわけです。

変更がなければ問題はなかったのですがいろいろと複雑になりました。

 

さて、移動の当日です。

アルバカーキ発朝の6時55分発。順調に出発をしたのですが・・

アフターコロナのアメリカの国内線はどのフライトもほぼ満席。

国内線なので小さい飛行機に大きな体格のアメリカ在住の方々がスーツケースや手荷物も大きくて、飛行機の中はパンパンです。

狭いところが苦手なのでフライトの途中で気分が悪くなってしまいました。

なんとかアトランタ空港までは頑張ったのですが、
とても気分が悪くてすぐにフライトができる状態ではなく、
デルタ航空のカウンターに相談をしていました。

 

その2)アメリカの国内線の時間変更には要注意

ちょうど良いことに、ジャクソンビル行きのフライトが1時間遅れて出発予定だったので
空港カウンターの人から電話でコールセンターに問い合わせをするように指示をされ、
つたない英語でアメリカのデルタのコールセンターに電話をして交渉をしていたのですが、、、。
そこで私の聞き間違えでなければ
「Your flight has already gone!.」
と言っています。

「え?!すでに出発??」と戸惑う私。

なんと!1時間出発時刻が遅くなったはずのフライトが、
1時間早く出発に変更されていて、すでに出発していたのです。

私たちの荷物だけがジャクソンビルに行ってしまい、
私たちだけがアトランタ空港に取り残されました。

 

そこでデルタ航空に勤めている現地の友人の力も借りて
「荷物だけ次のフライトでアトランタに戻してほしい」とカウンターで交渉をしたのですが、

事前に何度も日本のデルタコールセンターにフライト変更のリクエストを入れていたことが記録されていて、
私たちがわざとフライトに乗らなかったのでは?と思われたのが、2時間待たされた上にNoという回答でした。

 

ジャクソンビルから宅配便(Fedex)でアトランタの知人の家にスーツケース3つを運んでもらうしかないとの結論となりました。

自分ではなかなかその手配ができなかったので、デルタの友人が代わりに手配をしてくれたのですが、
それがもう夕方5時を過ぎていたためにピックアップに間に合わず
荷物が届くのが2日後(私がちが帰国する前日)に届くことになりました。

 

着の身着のままですから、着替えも何も持っていなくて、、、。
迎えに来てくださった知人のご夫婦にあきれられました。

手荷物には着替え一式と化粧ポーチ1セットは必ず入れておくのが海外での旅慣れした人たちのルールだそうで。。。

 

結局、翌日友人の萌さんと私はワンピースと下着を購入。

*現地調達したワンピースでアトランタ散策。

 

その3)周遊で航空券を購入する時には出発する都市は変えられない

交渉が上手くいかなくて時間がかかった要因は、チケットの予約が2つに分かれていたために、
コールセンターの人たちが、予約を探すのに戸惑ったのと、予約と私たちの状態を紐づけて理解するのにも時間がかかったのです。

 

最終的にジャクソンビルからのフライトに搭乗できなかった私たちは、

『羽田に戻るためのフライトにも乗れない』とコールセンターに言われ、え?日本に帰れない??
しかも、もう1回高額なチケットを買うように言われました。

ショックだったのですが、アメリカでデルタ航空に勤めている友人からのアドバイスで、
デルタのアメリカのコールセンターは親身に対応してくれるのがDelta Wayだから、
粘り強く現状を説明するよう言われ、

日本語のコールセンターは私をモンスターカスタマーに決めつけ、
パワハラに近い暴言を前の晩に言われたばかり。
しかも、悪い内容を記録に残されてしまったことも、アメリカで交渉が成立しなかった要因。
日本語のコールセンターに電話をすることは止めて、英語でアメリカのデルタ航空のコールセンターに電話。

つたない英語ではあるけれど、事情を1つ1つ丁寧に説明。

ジャクソンビルからのフライトには乗れなかったけれど、
アトランタからの帰国のフライトにはどうしても乗らないといけないから席をそのままキープしてほしいと交渉しました。

1時間半にもわたる電話だったと思いますが、
コールセンターの方が、最終的に上司に確認をしてくれて、
そのまま予定通りの便でアトランタ〜羽田に乗っていいという返事が来ました。

英語ではありましたけれど、熱心に何度も説明をしたことと、
相手のコールセンターの方の良心を信じて良かったと思いました。

その日は11時にアトランタ空港に着き、
夕方18時くらいまでずっとデルタと交渉や荷物の手配などで終わりました。

旅にはハプニングがつきものですし、色々なことが勉強になりました。

 

今回のトラブルからの学びは、

1 アメリカを周遊する時に、なるべくチケットは行く場所ごとに分けて予約して、変更がある可能性がある場合は、通しで予約をしない。

2 デルタ航空の場合は、日本語のコールセンター(シンガポールにあるようです)は親身に対応してもらえないどこから、パワハラに近い暴言をスーパーバイザーの女性から言われて凹んでしまったので、複雑なチケットの予約や変更などはアメリカのコールセンターに直接かけた方が良い。つたない英語でも親身に丁寧に会話を続けてくれます。

3 一番大事なことは、余裕を持って旅程を組むこと。今回は行きたい場所がいくつもあり欲張り過ぎました。

4 フライトのトラブルでは、最後まで諦めないこと。
  粘り強く説明して説得を続けること。本当に困っていることを伝えること。
  自分はどうして欲しいのか、このフライトに搭乗できないと困ることなどしっかりと言葉に出し続ける勇気が必要。

5 誰にコンタクトすれば良いのかの判断が大事。
  知人の助言により、アメリカのデルタコールセンターに交渉したのが本当に良かった。

以上を経験しました。

 

もしも、海外を周遊をする場合に少しでも参考になれば幸いです。

 

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

愛と知恵の心の法則で未来を開く
Professional Coach  実方晴美